私の投資遍歴1 - 投資家を目指して -
子供の頃に『ウォール街』という映画を見ました。
投資家役のマイケル・ダグラスがとても格好良かったのです。
高級スーツに、ブルーのクレリックシャツ、サスペンダー、大きな指輪をはめた手で葉巻を吸う。そして、株を買え!売れ!と叫ぶ!
なぜかとても格好良く見え、憧れたものです。
当時のアメリカでも彼に憧れ投資家を目指すものや、ファッションを真似る人が続出したそうです。
私も就職して、ブルーのクレリックシャツを買い、今でもクレリックシャツには愛着があり、愛用しています。
そして、好きなゲームと言えば、『桃太郎電鉄』や『モノポリー』。理系の私はこの手のゲームに夢中になってしまいます。
なんとなく、将来は投資をやりたいと思っていました。
『ウォール街』とその続編『ウォール・ストリート』
日本には投資銀行などなく、まともに投資している証券会社もないし、個人の投資の制限もあるので、その分野に就職したいと思いませんでした。
そして、私が大学を卒業する2000年頃は、インターネットの黎明期であり、マネックス証券などのネット証券が誕生したところでした。
もう個人で十分投資できる環境が整っていました。
就職してすぐにネット証券に口座を開きました。
就職したばかりで貯金もなく、お金の貯まらない時期なので、冬のボーナスでやっと投資を始めることができました。
昔からどちらかと言うと浪費家であった私にとって、投資資金を捻出するという目的があったお蔭で、徐々に倹約思考が身について良かったと思います。
その後は、ボーナスや給料などから少しづつ証券口座に入金する癖がつきました。
資産を築くには、投資が欠かせないと思っていますが、その投資資金を捻出することが必要です。
私はいわゆる大手企業で働いていませんし、高給でもありませんが、一部上場企業で正社員として給料をもらって来ました。
世間の平均よりは収入が多いのかもしれませんが、毎年、数10万から100万円程度を投資資金に回してきました。
恐らく、ほとんどの方がやろうと思えばできることだと思います。
10年で1,000万円、30年で3,000万円は、貯金のみで達成できる額だと思います。
ここで気を付けることが一つあります。
いわゆる人生の三大買い物をしないということです。
・住宅
・生命保険
・車
マンションなどをキャッシュで購入できればいいのですが、大抵の人はローンを組むでしょう。ローンを組んだら最後、投資に回すお金は捻出できないでしょう。
生命保険については、よくわからないまま月払保険料だけを見て契約してしまう人も多いのですが、支払総額を計算してみると驚くことでしょう。
独身であれば不要ですし、家族がいても定期保険が適しています。その保険料を投資にまわすべきです。
また、車も維持費などがかかりますが、必要な人、趣味という人もいますので、身の丈にあった車を買うのはいいかと思います。
しかし、今はカーシェアリングなどもあるので、所有することに意味がない時代が来ています。私も車を持っていましたが、今はカーシェアリングにしています。
このあたりのことは、橘玲さんの本がわかりやすく面白いです。